バーチャル建築ってなに?
xR(VR/AR/MR)空間上の建築物のこと
現実のさまざまな制約から自由に、純粋に人と人、人とものが出会う場所をつくることができる
 
現実の建築物とバーチャル建築の違いは?
1)ビルディングタイプ
現実の建築物は有限の空間で多目的用途に応える必要があるため、住宅・オフィス等のビルディングタイプに限られてしまうが、バーチャル建築ではもっと特定の行為に特化した建築物がありえる
(例:○○さんにプロポーズするためだけの空間)
2)コスト
現実の建築物は莫大な建設費・維持費がかかるが、バーチャル建築は圧倒的にコストを抑えることができる
(例:歴史的建造物の復元等にVR/ARが採用される)
3)安全性
現実の建築物は、地震、火災、犯罪等に対する安全が欠かせないが、バーチャル建築にはその必要がなく構造設計も不要
4)可逆性・可変性
現実の建築物は完成形を何度もシミュレーションし、一度きりの建設にミスがないよう設計・監理に多大な労力が必要だが、バーチャル建築は実物を確認しながら彫刻のようにつくることや、設計途中の公開、完成後の大規模改修も容易にできる
5)意思決定
現実の建築物は実現に無数の立場が異なる人間が関わる必要があり、複雑な意思決定プロセスに多くの時間が費やされるが、バーチャル建築は最少で一人でつくることも可能なため、意思決定スピードが上がり、施主や設計者の意図や個性が失われにくい
6)公共性
現実の建築物は特定の土地を占拠するため私的なものでも公的な性格があり、周辺住民や無関係の人とトラブルを抱えやすい
バーチャル建築は他人の領域を侵さないため、その建築物を見たくない人との望まない出会いが起きにくい
7)可動性
現実の建築物は動かないが、バーチャル建築はアニメーションやシェーダーによる動的な変化も自由
8)進化スピード
現実の建築物は良い意味で進化スピードがとても遅いため、設備さえ整えれば数千年前の家にでも住めるが、バーチャル建築は技術革新やさまざまなアップデートに都度対応しなければならない
9)自律性
現実の建築物はその建築物だけで体験が完結するが、バーチャル建築は体験するためのデバイスや現実空間から自由ではなく、また利用者がそれぞれ違う環境から体験していることを考慮しなければならない
10)情報量
現実の建築物はその周辺環境とともに五感をフルに刺激する圧倒的な情報量を持つが、バーチャル建築の持つ情報量はその1億分の1にも満たない
現実のコピーは劣化版になりかねず、バーチャルならではの新しい建築表現を考える必要がある